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BlackBerry UEM
アーキテクチャ

BlackBerry UEM
アーキテクチャは、組織のモバイルデバイスの管理を支援し、組織のメール、コンテンツサーバー、ユーザーデバイス間でデータを転送するための、セキュリティ保護されたリンクを提供します。

アーキテクチャ:
BlackBerry UEM
ソリューション

コンポーネント
説明
BlackBerry UEM
BlackBerry UEM
は、統合エンドポイント管理ソリューションです。このソリューションでは、セキュリティと接続が統合されており、マルチプラットフォームデバイス、アプリケーション、およびコンテンツを包括的に管理することができます。
BlackBerry Infrastructure
BlackBerry Infrastructure
は、複数の地域に分散されたグローバルなプライベートデータネットワークで、世界中の数千の組織と数百万のユーザー間のデータ転送を可能にし、データをセキュリティ保護します。
BlackBerry
サービスとエンドユーザーデバイス間のデータ転送を効率的に管理できるように設計されています。
UEM
を使用する組織では、
BlackBerry Infrastructure
は、デバイスのアクティベーションのためにユーザー情報を登録し、ライセンス情報を検証し、強力な暗号化された相互認証に基づいて組織とすべてのユーザーの間に信頼されたパスを提供します。
UEM
BlackBerry Infrastructure
への常時接続を維持します。そのため、組織がユーザーにデータを送信するのに必要なのは、信頼された IP アドレスへの単一のアウトバウンド接続のみです。ファイアウォール外部のデバイス用に組織へのセキュリティ保護されたチャネルを提供するために、
BlackBerry Infrastructure
UEM
の間で伝送されるすべてのデータが認証され暗号化されます。
BlackBerry Dynamics
NOC
BlackBerry Dynamics
NOC とは、デバイス上の
BlackBerry Dynamics
アプリ、
UEM
、および
BlackBerry Enterprise Mobility Server
の間の通信を保護するネットワークオペレーションセンターです。
デバイス
BlackBerry UEM
は、
iOS
macOS
Android
、および
Windows
の各デバイスをサポートします。
通知サービス
UEM
は、通知をデバイスに送信して更新のために
UEM
と接続したり、組織のデバイスインベントリ用の情報をレポートしたりできます。これらの通知は
BlackBerry Infrastructure
に送信され、そこで適切な通知サービスを使用してデバイスへ送信されます。
  • APN は、
    Apple
    および
    iOS
    デバイスに通知を送信するために、
    macOS
    が提供するサービスです。
  • FCM は、
    Google
    が提供する、
    Android
    デバイスに通知を送信するためのサービスです。
  • Windows
    プッシュ通知サービス(WNS)は、
    Microsoft
    が提供する、
    Windows
    デバイスに通知を送信するためのサービスです。
ルーティングコンポーネント
デフォルトでは、
UEM
はポート 3101 および 443 を介して
BlackBerry Infrastructure
への直接接続を確立するため、追加のルーティングコンポーネントをインストールする必要はありません。組織のセキュリティ標準によって、内部システムがインターネットへの直接接続を確立できないようにすることが要求される場合は、
BlackBerry Router
またはプロキシサーバーを使用できます。
BlackBerry Router
は、
UEM
とすべてのデバイスの間の
BlackBerry Infrastructure
を経由する接続のプロキシサーバーとして機能します。
BlackBerry Router
は、認証なしの SOCKS v5 をサポートしています。
組織にすでに TCP プロキシサーバーがインストールされているか、ネットワーク要件を満たすために TCP プロキシサーバーが必要な場合は、
BlackBerry Router
の代わりに TCP プロキシサーバーを使用できます。TCP プロキシサーバー は、認証なしの SOCKS v5 をサポートしています。
BlackBerry UEM Core
および
BlackBerry Proxy
は、HTTP プロキシサーバーを使用して、
BlackBerry Dynamics
NOC への接続をサポートします。
サードパーティーアプリケーションおよびコンテンツサーバー
会社のディレクトリ、メールサーバー、認証局などを含む、組織の環境内の追加のコンテンツサーバーおよびアプリケーションサーバー。
BlackBerry
プラグインと
BEMS
UEM
は、
BlackBerry Enterprise Identity
BlackBerry 2FA
、および
BlackBerry Workspaces
などのその他の
BlackBerry
エンタープライズ製品と連携して、組織内で
UEM
機能を拡張できるようにします。詳細については、「付随する製品およびサービス」を参照してください。
BlackBerry Enterprise Mobility Server
では、
BlackBerry Dynamics
アプリとの間で仕事用データを送受信するサービスが利用できます。詳細については、BlackBerry Enterprise Mobility Server のドキュメントを参照してください。

アーキテクチャ:
BlackBerry UEM Cloud
ソリューション

BlackBerry UEM Cloud
アーキテクチャは、クラウド環境における組織のモバイルデバイスの管理を支援し、組織のメール、コンテンツサーバー、ユーザーデバイス間でデータを転送するための、セキュリティ保護されたリンクを提供します。
BlackBerry UEM Cloud ソリューションで使用されるコンポーネントを示す図
コンポーネント
説明
BlackBerry UEM Cloud
BlackBerry UEM Cloud
は、組織の環境内で使用されているデバイスを管理者が管理することができるサービスです。
BlackBerry Infrastructure
および
BlackBerry Dynamics NOC
BlackBerry Infrastructure
は、デバイスアクティベーションのユーザー情報を登録し、ライセンス情報を検証します。
BlackBerry Secure Connect Plus
または
BlackBerry Secure Gateway
を有効にすると、これらのサービスを使用する転送データは
BlackBerry Infrastructure
を経由します。
BlackBerry Dynamics NOC
は、デバイス上の
BlackBerry Dynamics
アプリと
BlackBerry Connectivity Node
の一部としてファイアウォールの内側にインストールされた
BlackBerry Proxy
との通信を保護する、別個に配置された NOC です。
デバイス
BlackBerry UEM Cloud
は、
iOS
macOS
Android
、および
Windows
デバイスをサポートします。
通知サービス
UEM Cloud
は、通知をデバイスに送信し、更新のために
UEM
と接続したり、組織のデバイスインベントリ用の情報をレポートしたりできます。これらの通知は
BlackBerry Infrastructure
に送信され、適切な通知サービスを使用してデバイスへ送信されます。
  • APN は、
    Apple
    および
    iOS
    デバイスに通知を送信するために、
    macOS
    が提供するサービスです。
  • FCM は、
    Google
    が提供する、
    Android
    デバイスに通知を送信するためのサービスです。
  • WNS は、
    Microsoft
    が提供する、
    Windows 10
    デバイスに通知を送信するサービスです。
BlackBerry Connectivity Node
BlackBerry Connectivity Node
は、組織のファイアウォール内にインストールするオプションコンポーネントです。これには
UEM Cloud
に機能を追加する以下のコンポーネントが含まれています。
  • BlackBerry Cloud Connector
    コンポーネントは、
    UEM Cloud
    をファイアウォールの内側にある会社のディレクトリに接続して、基本属性の同期、検索機能、およびユーザー認証サービスを使用できるようにします。
    BlackBerry Connectivity Node
    をインストールせず、会社のディレクトリがファイアウォールの内側にある場合は、会社のディレクトリのユーザーアカウントを使用する代わりに、
    UEM Cloud
    でローカルユーザーアカウントを作成する必要があります。
    UEM Cloud
    Microsoft Entra ID
    に接続するのには、
    BlackBerry Cloud Connector
    は必要ありません。
  • BlackBerry Proxy
    は組織と
    BlackBerry Dynamics NOC
    の間で、セキュリティ保護された接続を維持します。この接続により、
    BlackBerry Dynamics
    アプリは、セキュリティで保護された状態でファイアウォール内にある組織のリソースと通信できるようになります。また
    BlackBerry Dynamics Direct Connect
    もサポートされているため、アプリデータの転送で
    BlackBerry Dynamics NOC
    をバイパスすることができます。
  • BlackBerry Gatekeeping Service
    は、デバイスが
    UEM Cloud
    でアクティブになった時点でデバイスを許可リストに追加するように、
    Exchange ActiveSync
    にコマンドを送信します。組織のメールサーバーへの接続を試行する管理されていないデバイスは、
    UEM
    管理コンソールを使用して、管理者によって調査、確認され、ブロックまたは許可されます。
  • BlackBerry Secure Connect Plus
    は、デバイス上の仕事用アプリと組織のネットワークとの間にセキュリティ保護された IP トンネルを提供します。標準 IPv4(TCP および UDP)データをサポートする 1 つのトンネルが、
    BlackBerry Infrastructure
    を介して各デバイスに確立されます。
  • BlackBerry Secure Gateway
    は、
    BlackBerry Infrastructure
    および
    UEM Cloud
    を介して、
    iOS
    デバイスを組織のメールサーバーに安全に接続します。
会社のディレクトリ
UEM Cloud
は、
BlackBerry Connectivity Node
を使用して、組織の
Microsoft Active Directory
または ファイアウォールの内側にある会社の LDAP ディレクトリとの接続をサポートします。
Microsoft Entra ID
(旧称 Azure AD)
Microsoft Entra ID
はクラウドベースのディレクトリ管理サービスです。組織が
Entra ID
を使用している場合は、ファイアウォールの内側にある会社のディレクトリの代わりに、またはそれに加えて、Entra ID に接続できます。
コンテンツ、アプリケーション、およびメールサーバー
BlackBerry Secure Connect Plus
を有効にしている場合、またはユーザーが
BlackBerry Dynamics
アプリを使用している場合は、サーバーとインターネット間の直接接続を開くことなく、デバイスを組織のサーバーに接続できます。サーバーとデバイス間で転送される仕事用データは、
BlackBerry Secure Connect Plus
および
BlackBerry Infrastructure
を経由して送信されます。
BlackBerry Dynamics
アプリのデータは、
BlackBerry Proxy
および
BlackBerry Dynamics NOC
を介して送信されます。
BlackBerry Secure Gateway
は、
BlackBerry Infrastructure
および
BlackBerry Connectivity Node
を介して、組織のメールサーバーと
iOS
デバイス間を安全に接続します。
BlackBerry
プラグインと
BEMS
UEM
は、
BlackBerry Enterprise Identity
BlackBerry 2FA
、および
BlackBerry Workspaces
などのその他の
BlackBerry
エンタープライズ製品と連携して、組織内で
UEM
機能を拡張できるようにします。詳細については、「付随する製品およびサービス」を参照してください。
BlackBerry Enterprise Mobility Server
では、
BlackBerry Dynamics
アプリとの間で仕事用データを送受信するサービスが利用できます。詳細については、BlackBerry Enterprise Mobility Server のドキュメントを参照してください。